リニア問題で静岡県知事とJRにズレ その5 - 鉄路の星 公式ブログ
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リニア問題で静岡県知事とJRにズレ その5

 約4か月ぶりですが動向が激しいので特集します。リニア問題で静岡県知事とJRにずれがあるのは今年の鉄道のニュースとしては大きな話題を呼びました。この件に関わる最近の出来事をまとめます。



国が交渉に介入
 今回の話をJRと静岡県だけの話し合いでは解決困難なので国交省が交渉に介入しました。静岡県知事は最初は歓迎するものののちに環境省、農林水産省にも話し合いの参加を求めました。国交省だけでは不十分という見解だそうです。
東海社長が説明行脚
 一方、一部の市町村の首長から、JR社長に直接説明を求める声がありました。このためJR社長は説明に出向くと言いました。ただし実際に行こうとすると静岡市長しか会えず。後の首長からは反発がありました。そののちに静岡県知事から「自治体から不信感を抱かれている証だ」といった趣旨の発言がありました。
ネットではルート変更の声が
 静岡県内の工事の着工ができてないため、2027年の開業は厳しくなってきました。更にこれ以上延期になる可能性もあります。ネットではルート変更の検討をすべきではという声も上がっています。とはいえ所要時間が延びてしまうのは事実です。
地元の声も様々
 静岡の方たちはどう思っているのでしょうか。リニアに関しては賛成の方も反対の方もいます。また地下水源問題のことについては「関心を持つ」「知事が説明を求めていること」に評価する声も多いようです。しかし県議員の中には「JR東海に対する対応に疑問を持つ」人が所属政党などに関わらず出ています。また年末には県議員に暴言を吐いたため、静岡新聞からも批判の声があり、リニアの件に関しても批判する記事が出ました。静岡県でも立場や一人一人でズレが生じました。



東海道新幹線の動き
 来年にはすべての「こだま」がN700Aとなり新ダイヤに移行します。そのため「ひかり」は最大3分、「こだま」は最大6分所要時間が短縮します。しかし「のぞみ」の本数は増えるものの静岡県内の停車はしません。前もブログで書きましたが東京新大阪間2時間27分ではしる「のぞみ」と2時間30分で走る「のぞみ」があります。2時間30分で走る「のぞみ」の静岡県内追加停車ができないか静岡県が検討してほしいところです。
 また今後もJR東海は在来線では地域イベントに協力的です。来年二月には人気アニメ「ゆるキャン△」連動企画に合わせて特別列車の運転とご旅行に便利なフリーきっぷの発売を行います 。これは静岡県知事ののいう地域振興になるのではと思います。
 この件も解決の糸口が見えなくなってきました。しかしルート変更すると、そのルートが未来に残ってしまいます。できれば妥協せずに直線的なルートにしてほしいです。そのためにも建設的な議論を願うばかりです。



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