臨時レールスター速達便また復活 - 鉄路の星 公式ブログ
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臨時レールスター速達便また復活

 700系、E2系、E4系など2000年代初頭に活躍した車両が相次いで引退する中、同じく2000年代初頭に活躍したひかりレールスター。2020年春には臨時ひかりレールスターを繁忙期に走らせることが決まりました。登場から20年を過ぎましたが、レールスターの需要はまだまだあるようです。
何回目の復活?
 2012年春にひかりレールスターは全てみずほまたはさくらに置き換わりました。但しこ12年春より停車型のひかりレールスターを設定、レールスターは速い列車から遅い列車へと変わりました。しかし2013年より臨時ひかりレールスターが設定されるようになりました。ここにこれまでの臨時レールスターをリストアップします。
13年 朝の広島~新大阪(速達)
14年~15年 日中博多~新大阪(速達)
16年 博多~新大阪 繁忙期のみ
17年 博多~新大阪(速達) 繁忙期のみ
18年、19年 博多~姫路(速達)
18年、19年 博多~新大阪 繁忙期のみ

 特に15年までと18、19年は繁忙期以外のレールスターの復活が見られて、16年以外は速達の復活がありました。20年ダイヤは7回目の復活となります。
レールスター復活のためのダイヤ設定
 しかし、のぞみ、みずほ、さくらの定期列車はN700系で時速300キロに対してレールスターは時速285キロとなり、N700系と同じ速さで走れません。そのため専用のダイヤを引く必要があります。その際には定期列車の運行の妨げになってはいけません。今までは臨時のぞみも700系で運転されることがあり時速285キロで運転していましたので臨時レールスターだけが遅いわけではありませんでした。しかし今春から臨時のぞみも全てN700系で時速300キロ運転することになりました。そのためレールスターが存続されるかは注目されていました。今月のプレスでレールスターの運転が発表しました、通過待ちは2回ほどありますが3時間弱で新大阪と博多を結びます。
指定席が真っ先に売れた19年末
 しかし速度の遅いレールスターをなぜわざわざ専用のダイヤまで設定して走らせるのでしょうか。その手がかりは19年末の臨時列車の空席情報にありました。12月28日、29日にレールスターの運転が決まっていましたがレールスターは、のぞみより先に満席になりました。座席数が少ないとはいえ、かなりの好調ぶりだったと言えます。20年ダイヤのレールスターは速達便なのでさらなる利用が期待されます。
結局いつまで走るの?
 しかし新幹線の寿命は長くて20年と言われています。車体構造上500系は耐久性に優れていますがレールスターの700系はそうではありません。こだまとしての運用が長いため車両の傷みが少なくて、運用に空きがあるのがレールスター車両が残る要因だそうです。逆にN700系も車両の傷みが目立つようになったため、どの順番で置き換わるかは分かりません。レールスター車両は少なくとも2022年度までは走ることが西日本の発表で明らかになっています。
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