静岡県と三重県の交通(その2) - 鉄路の星 公式ブログ
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静岡県と三重県の交通(その2)




 今回は前回の記事の続きです。簡単にまとめると地理的条件は似ていますが鉄道利用率の推移に関しては結果が反対になったという話でした。
対照的な両県だが
 対照的な両県ですがどちらも沿線自治体の努力あっての結果であることは間違いありません。三重県は不便と言われていた道路を改良した結果、道路利用が伸びました。静岡県は自治体が駅改良にお金を出したりJRと鉄道利用促進イベントをして鉄道の利用を伸ばしていきました。またイベントなどで臨時が出るのはJRとの連携なしにはできません。
 鉄道事業者に関しては三重県の近鉄は昭和に頑張ったのは間違いないです。伊勢中川の短絡線設置、信号の改修を行い、輸送改善をして近鉄王国を築き上げました。静岡県のJRは民営化以降に頑張っています。もちろん鉄道の利便性向上は鉄道事業者が主体で行われます。まずは地域の要望を聞くことにして、快速を設定せずに普通を増やしたのは民営化時にアンケートを取った結果を反映しています。その後も駅の屋根設置要望に応えるなどしてきました。地域連携型の経営の結果、鉄道に対する信頼回復も実現して利用が伸びたようです。そして自治体も鉄道しようとしたため良い結果が出ました。
今後は?
 三重県ではバイパス・高速のさらなる整備が決まっています。対して鉄道に関しては駅の改良が計画されています。また近鉄四日市の駅前も整備されます。静岡県では中部横断自動車道が開通するので身延線の今後は注目されています。一方鉄道はヤマハスタジアムの付近に御厨駅が開業され大きな集客施設の最寄りに鉄道ができることでさらに鉄道が身近になります。駅のバリアフリー化はさらに進み315系投入で在来線の速度はさらに速くなります。
 三重に関しては道路事情の方は大きく変わるのでこれからさらに車社会化が進むとみています。静岡県はどちらも改良されていくのでどうなるか分かりませんが、高齢者の免許返納率の高さを見ると、公共交通は充実しているのでさらなる利用も期待できると思います。駅中心に観光案内所を作るなどしているので鉄道で観光も主流になるかもしれませんね。



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