ひかりレールスター試乗会から20周年 - 鉄路の星 公式ブログ
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ひかりレールスター試乗会から20周年




 2000年ダイヤ改正20周年記念計画記事も2つ目となりました。今日はレールスターの試乗会から20周年となります。但しレールスターは3回行われ3月4日と5日も行われました。週末を狙って行ったようです。今となっては多くの設備が廃止されてしまいましたが多くの接客設備が搭載されています。

個室
 これまでは100系・200系の階下席がグリーン個室になっていた例もありますが指定席個室はレールスターが初めてとなります。レールスターの設備の中で最も人気のあった設備です。残念ながらレールスターより後の車両で新幹線車両に個室がついたことはないです。また現在のこだま運用では個室を使用していません。
コンセント
 現在、新幹線のみならず特急、さらには座席指定制の快速にもコンセント設置の要望が高まっていますがJR車両で最初にコンセントが設置されたのは2000年登場のレールスター、先週紹介した宗谷、白いかもめです。当時はスマホもなかったのでコンセントは指定席の一部に設置されるのみです。その後N700系の窓際席にコンセントが設置されるとどんどん拡大していき、今では全席設置の車両もあります。逆にレールスターはコンセントが少ないため敬遠するユーザーもいるというなんとも皮肉な結果となりました。
ドアチャイム
 東海道山陽新幹線の車両で初めてドアチャイムが鳴るようになりました。今でも音色は変わりません。
チャイルドシート
 2列&2列シートではひじ掛けが上がらない構造なので1歳未満の子供向けにひじ掛けに載せて使うチャイルドシートを用意していました。N700系8両ではひじ掛けを上げられる構造に変えました。こちらもN700系8両登場と共に廃止されました。
サイレントカー
 始発と終点以外は車内放送が鳴らない車両が4号車に設定されていました。チケットホルダーに切符を入れると降りる駅で起こしてくれるサービスもありましたが、逆に静かすぎて乗りたくない人もいたようです。後継のN700系8両には設定されず、レールスターでもN700系8両登場とともに廃止されました。
旅指南
 乗車中にダイヤやお勧めの旅行地などを教えてくれるシステムでプリントアウトも可能なサービスでした。2008年に廃止されました。その後Wi-fiサービスでダイヤやお勧め情報が見られるようになりました。500系やレールスターにもwi-fiが設置されましたので新しいサービスを受けられます。
今後の新幹線の接客は?
 多くの接客設備は廃止され、またN700系8両に引き継がれなかったものも多いです。しかし今となれば当然のドアチャイム、コンセントはレールスターから始まり新幹線の設備の改革に貢献したと言えるでしょう。今、東海道山陽新幹線の接客設備の充実化を求める声が上がっていて、そんな中レールスターを再評価する声も上がっているようです。すでにレールスターは車両更新の時期を迎えていますが、後継車両はレールスターのように新たな接客設備を入れていってほしいと思います。東海が開発するN700Sでも接客設備は多く向上されますが、西日本のN700S(九州と共同開発かも)はどのようになるか楽しみです。
 ただレールスターもまだ置き換えの計画は出ていません。しかもレールスター向けに台車振動検知システムを導入する予定もあります。たまに走る臨時レールスターは利用も多いので当分残るともいわれています。特に2016年のこだま速達化以降は500系の運用が増えレールスター車両は余り気味です。走行距離も短いことを考えるとまだ引退しない可能性もあります。
 この企画の次回は3月4日、レールスターと共に2000年代のスター列車である白いかもめについて書きます。



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