国鉄民営化と三重県 - 鉄路の星 公式ブログ
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国鉄民営化と三重県

 以前僕はTwitterなどで国鉄民営化の際国鉄が三重県に投資しなかった点、JR西日本が引き継がなかった点、さらには国鉄が参宮線を廃止にしようとした点を大きく批判してきました。しかし今考えるとあの判断は正しかったのではないか思っています。その理由を2点ほど上げます。
確かに北陸や中国地方の維持が重要だった
 西日本が引き継がなかった理由として言われているのはJR西日本は北陸や中国地方に赤字路線を多く抱えていて、三重県まで維持するのは厳しいという判断でした。そして北陸、中国地方はほかの鉄道事業者が少なく、三重は近鉄があれば十分という違いもあります。そのためJRは三重県より北陸中国地方の維持が重要だったと言えるでしょう。
 これは国鉄全体でもいえるでしょう。国鉄は民営化直前に地方の在来線に投資を行う中、三重県は関西線の電化を除いて見送られました。しかしこれも近鉄がある三重県より国鉄しかない地方の投資を重視したと言えるでしょう。
近鉄には勝てても車に勝てなかった
 そしてもうひとつ三重県を国鉄が諦めなければならない理由は車です。確かに民営化前後に投資をすれば近鉄から利用客が回帰した可能性があります。ただその後車に負けたと考えられます。
 実際近鉄は国鉄民営化後利用客が減少しました。特に近鉄四日市はこの10年で乗降数が7000人減ったという調査も出ています。また津駅は微増であるものの松阪駅なども利用が減っています。つまり、国鉄民営化時は利用が多かった近鉄も今では車に押されつつあります。このような現状を踏まえると仮にJRが三重県で経営し近鉄から利用客が回帰しても最終的に車に利用が流れた可能性も高いようです。

 今回はあえて当時の国鉄の対応について書いてみました。三重県の人として悔しい面はあるものの仕方ない部分はあると思います。JRさんには三重県の分まで他の県で頑張ってほしいと思います。


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