名古屋市営地下鉄ではホームドア設置、自動運転開始を進めていて、桜通線、東山線につづき名城線名港線でも今年度中にホームドア設置と自動運転が開始されます。これによりワンマン化されるのも桜通線、東山線と同じ流れです。
ワンマン化で余った人員で増発する? 公式発表ではなくあくまでも噂ですが、ワンマン化した場合車掌の仕事がなくなるので、彼らに運転士になってもらい増発する案があります。今回は昼の時間帯でどのくらい本数が増やせるか計算します。
現在名城線は1週50分で平日休日ともに毎時6本走っています。これとは別に名港線直通のナゴヤドーム前矢田または大曽根発が30分運転で毎時6本走っています。人員は名城線は両方向合わせると運転士車掌各10人です。名港線直通は運転士車掌各8人必要です。なおホームドア設置後は名城線は所要時間が60分になります。そのためホームドア設置後は名城線で上下各6人、名港線直通で8人となり16人の仕事がなくなります。
12人でどれくらい本数を増やせるでしょうか。名城線名港線はホームドア設置前の5月にダイヤが変わるのでこの路線はホームドア設置後の増発の可能性は低そうです。それでは他の路線はどうなるでしょうか。東山線は既に5分間隔で走っています。考えるなら鶴舞線か桜通線ですが鶴舞線は車掌の乗務が必要です。
桜通線現在往復に約1時間20分かかり、本数は平日毎時8本、休日毎時6本です。人員は平日12人、休日9人必要です。鶴舞線は往復に1時間10分かかり、本数は桜通線と同じです。人員は平日20人、休日14人必要です。
この人員で休日の鶴舞線、桜通線毎時8本化は可能 休日も平日と同じ本数にするには桜通線はあと3人、鶴舞線はあと6人いりますがこれは名城線名港線で余る人員16人より少ないです。そのため名城線名港線のホームドア設置で、桜通線鶴舞線毎時8本体制は作れます。
平日、両路線を毎時10本にするなら桜通線はあと2人、鶴舞線はあと6人必要ですがこれも余る16人より少ないです。もっともそこまで需要があるかはわかりませんが桜通線の増発は東山線の混雑緩和を図るのに最適です。
鶴舞線のホームドア設置については 鶴舞線には乗り入れ先である名鉄の車両も来るので現在ホームドアは検討の段階です。鶴舞線もこれまでと同じくワンマン化の流れとなると予想されるのでその際にダイヤが変わると思います。
やはり増発は桜通線? 地下鉄の2023年までの計画には東山線の混雑緩和を目標として掲げています。桜通線は深い、本数が少ないで利用は思ったほど流れませんでしたが最近は誘導のポスターも貼り利用が流れつつあります。逆に桜通線の列車が混雑して、特に名古屋久屋大通間での混雑が激しくなりました、名城線の増発が図られないならば桜通線の増発が可能性が高そうです。鶴舞線も休日は混んでいますのでこちらの増発もあります。休日の10分間隔ダイヤは少ないと言われていましたが改善される日が来そうです。
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コメント
鶴舞線は三河線知立駅高架化と同時に知立駅〜梅坪駅と豊田線全線を20m8両に対応させ、犬山線の急行を鶴舞線経由の知立駅行きにさせる事で三河線特急を名鉄名古屋駅に乗り入れされる事が可能になるかと言えます。
三河線は知立駅高架化と共に複線化する計画があるが、今の名鉄名古屋駅では三河線特急はキツい気がします。
そこで、鶴舞線系統を20m8両にして、知立行きをそっちに流す事で本数を確保出来るのではないかと思います。
代わりに犬山線〜名古屋本線急行を鶴舞線シフトさせる事で、三河線特急導入は容易になるかと。
同時に桜通線は刈谷PAまで延伸して刈谷PAから名古屋駅までのアクセス確保と6両化による混雑緩和する事も可能だと思います。
刈谷PA延伸は利用者増加を考えるとモーダルシフト面などでも必要だと思います。
上飯田線は栄まで伸ばして名鉄瀬戸線と間接接続が良いかと思います。
間接接続する事で4000系のメンテナンスを小牧線で行えるから尚更かと思います。
費用の問題もあるので全てはきついですが、最低でも鶴舞線対策は名鉄と共同、桜通線の刈谷PA延伸で名古屋駅発着バスの分散化は必須かと思います。
稲見弥彦
2020/03/28 URL 編集返信JRはリニア工事の関連でこれ以上名古屋発着の列車を増やせません。そのため城北線の活用も不可能に近いです。しかし工事が終わった際の城北線活用は検討すべきですね。そうすることで名古屋豊田の移動がJRに流れます。もちろん愛環のJR化も必要です。
ホッシー
2020/03/28 URL 編集返信