今後新幹線を作るには(前編) - 鉄路の星 公式ブログ
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今後新幹線を作るには(前編)




 最近Twitterでは鉄道ファンの中で新幹線について議論となっています。ここで僕も個人的な見解を示します。
採算性抜群だと言われる新幹線
 この10年では以下の路線が開通しました。
東北新幹線八戸~新青森間
九州新幹線博多~新八代間
北陸新幹線長野~金沢間
北海道新幹線新青森~新函館北斗間
 いずれの路線も利用客は増えて新幹線開通による効果は十分発揮されました。特に北陸新幹線は順調だったと言えるでしょう。
一方で
 ただし赤字の新幹線も存在します。九州新幹線も全線開通するまでの新八代から先行開業していたころは赤字でした。また東北新幹線の八戸以北はギリギリです。在来線時代よりよくなったとは思いますが(実際には公表されていません)厳しいのも間違いないです。
 北海道新幹線に関してはJR北海道から正式なデータが出ています。開通前の2014年度は津軽線と海峡線の赤字額は合計約27億円ですが、新幹線開業1年目の赤字は54億ほどと2倍になり、それ以降は改修費などもかさみ100億近くとなっています。
 なお開業前と開業後だと利用者も増えていますが、それ以上に費用が上がっています。もちろん貨物対策、雪対策など特殊な事情がありますが、必ずしも新幹線整備で収支が改善するとは言えないです。
採算のラインとは
 赤字が在来線時代より増えた北海道新幹線は10両が13往復で在来線時代は10往復でした。加えて臨時が繁忙期に走っています。。九州新幹線が新八代から先行開業した時は6両毎時2本の運転でした。合計34往復でした。
 東北新幹線盛岡新青森間は約20往復で採算が取れていますが、この新幹線は繁忙期や冬季の臨時が多く設定されているという特徴があります。
今の求められている区間ではどうなるか?
 現在着工済みの路線と次期整備候補とされる区間を上げてみます。この区間を走る特急の本数も挙げます。
西九州新幹線(武雄温泉~長崎間) 現在24往復
北陸新幹線(新大阪~金沢間) 現在24往復
北海道新幹線(新函館北斗~札幌間) 現在12往復
以下未着工
羽越・奥羽新幹線(上越妙高~新青森間) 現在2~7往復
山陰新幹線(新大阪~新下関間) 現在福知山まで14往復、米子出雲市間15往復、益田以西設定なし
東九州新幹線(小倉~鹿児島中央間) 現在大分まで31往復、宮崎以降10往復
四国新幹線(岡山~高知、徳島~松山間) 現在 南風系統15往復、うずしお系統16往復、しおかぜ系統19往復
※瀬戸大橋線はマリンライナー合わせて約65往復

 もちろん新幹線開通で増発される可能性は大いにありますし、北海道新幹線や北陸新幹線などは新幹線開通に伴い大幅に利用が増えると考えられます。しかし羽越・奥羽新幹線区間や、山陰新新幹線区間はも新幹線開業により黒字転換をするには本数を現在の3倍程度に増やせる需要が必要となります。特に山陰新幹線益田以西は特急も走っていません。
 新幹線開通後、確実に採算が取れそうなのは北陸、東九州大分以北、四国新幹線岡山~高松間だと思います。西九州に関しては現状のかもめが博多~佐賀間に利用が集中していることを考えるとなかなか武雄温泉以西では難しいと思います。
 なお北海道新幹線全線開通では東京・仙台~札幌の需要が飛行機から獲得できると思います。国内線で最も利用が多い羽田新千歳間の需要を獲得できれば、本数も増やせるのではないでしょうか。 
 他の路線では飛行機やバスからの利用獲得次第では採算がとれそうですがそうではなければ採算はとりにくいと思います。

様々な整備方法
 今までの複線フル規格路線での整備では厳しいと言われている線区も多く、専門家も既知なので様々な整備方法を考えています。但しFGTは厳しいとされる中、単線新幹線、ミニ新幹線、狭軌新幹線などが考えられています。次回は整備方式に関して記事を出します。


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Author:tetsuronohoshi
twitterとFC2動画、ニコニコでも活動しているいとなみです。またいとなみという名前で学生向けのブログも取り扱っています。そちらもよければ見てください。

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