今年春に定期列車の運用から撤退した700系B編成ですがB4編成、B6編成がまだ博多総合車両所に残っています。そのうちB4編成が3年に1度の全検を受け、全車禁煙化する処置をとられました。これによりあと3年ほど走ると思われます。昨年末に、一部報道では禁煙化して臨時で残すという報道は出たものの西日本のホームページには出ず、また今年春の臨時としての運用の予定はなかったため存廃には意見が分かれていましたが今度は残ることになります。
実際はどの運用に着く? 定期列車としての運用はないのに全検が行われ喫煙車両の禁煙化まで行われた700系の運用はどうなるでしょうか?ありえるものをリストアップします。
代走 西日本ではN700系の16両と8両、500系は予備が不足気味です。そこで700系が代走に入ることがあるかもしれません。もちろんN700系の代走をすると遅延が生じますが、東海道新幹線だ不通になった時に東京発博多行きののぞみを新大阪発で走るときはよくレールスターが代走となります。
団体臨時 繁忙期以外は修学旅行の時を中心に団体臨時は考えられると思います。旅行会社の企画した団体列車もあるかもしれません。
臨時のぞみ 2012年以降ではあまり見受けられませんが山陽内完結の臨時のぞみの運用があるかもしれません。一部の臨時のぞみに関して、山陽新幹線内では700系時代と同じ所要時間で走っていますので山陽完結臨時のぞみとしての運用は可能です。
臨時ひかり 臨時のぞみは苦しいとしても臨時ひかりとしての運用は可能性が高いです。実際このダイヤ改正でも臨時ひかりレールスターも出ていて、700系16両はレールスターと同じダイヤで走れるので混む時期だけ700系16両にする点は問題ありません。またこのGWは1往復設定予定(実際は運休)でしたが前後の時間帯も臨時ひかりを出せるようなダイヤ設定になっていそうです。そのため今後の夏や冬の繁忙期はこれまで以上に臨時ひかりが出るかもしれません。
鉄道ファンにとって700系存続は吉報だと言われていますが一番うれしいのは繁忙期の利用客かもしれません。すでにN700系F編成は元々西日本が所有していた700系16両と同じ数だけそろっています。そのためB4編成を置き換えるための車両のすでに出ています。それでもB4編成を残すということは所有車両が増えることを意味します。繁忙期に増発され混雑緩和の可能性もあります。
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