2020年8月8日土曜日に、熊本地震以来、一部区間が不通となっていた豊肥線が全線で運転再開となります。これにより九州横断特急が全区間で運転再開するほか、特急あそぼーい!が大分と熊本を結びます。
事前にレールウォークを実施 豊肥線復旧を前に事前申込制で線路を歩くレールウォークが実施されます。但し感染症対策で1グループ200人で3回に分けて行います。線路を歩くのは800メートルとなります。参加費無料で締め切りは7月1日です。
熊本~大分の特急を運転再開 元々大分~熊本を結んでいた九州横断特急は2往復で運転再開です。ただし休日や多客期はうち1往復をあそぼーい!として専用車両で運転されます。熊本大分間を結ぶ列車は被災前はすべて九州横断特急でしたが今回初めて豊肥線を全線運行するあそぼーい!が運転されます。
「あそ」の復活 九州横断特急は1往復減り、熊本宮地間を臨時で2往復走っていたあそぼーい!も運転区間が見直しになりますが、この3往復分を補填するために熊本宮地間では「あそ」の運転します。うち1往復が定期便で、2往復は臨時便となります。「あそ」の運転は九州新幹線先行開業の2004年以来となります。
運行系統は大幅に変わりますが熊本宮地間の臨時2往復、定期3往復という陣容は変わりません。ただし鉄道ファンにはなかなか熱い改正内容になると思います。
九州は災害の中でもめげずに この10年は九州地方でも相次いで災害に見舞われました。先日日田彦山線に関して自治体が廃止を容認する方針を示しましたが、筑豊線の原田線区間や久大線などを復旧しました。豊肥線もこの10年では2012年の水害、2016年の熊本地震、2017年の水害と3度にわたって被災しましたがいずれも復旧しました。被災路線の復旧は費用も掛かりますがJR九州はめげずに復旧している印象です。特に久大線や豊肥線は観光地を結ぶ路線でもありますのでこれからも残ってほしいと思います。
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