自治体は早めの対応を ローカル線の見直しが続いていますが、JRが廃止を提案した路線でJR路線として復活した例は多くありません。一度復帰したものの廃止になった路線もあります。またダイヤの減便が宣告された後、沿線自治体の要望に応じて減便を取り消す例は少ないです。自治体としてはJRが動く前に対応が迫られることになります。そこで次に無くなりそうなローカル線を過去のパターンと照らし合わせながら考えていきます。ただし今回は本州のJR線のみを予測対象と致します。
廃止までの流れ 元々国鉄時代一定の基準に満たさない路線は三セク化または廃止されました。その時は基準を満たしたものの民営化後大幅に利用客を減らした路線が減便や廃止の対象となっています。
廃止になる路線の特徴
・朝10時から16時頃まで運休する(さらに運行間隔が空くことも)
・途中駅の待合所やトイレなどが老朽化に伴いどんどんと無くされる
・地域連携のイベントがない
減便ダイヤ改正では昼間の運休時間の拡大が相次いでますがこれは廃線への道を進んでいると言えます。昼間の列車があれば青春18切符利用者などが来てくれて駅付近が賑わうこともありますが昼間の列車がないとそうもいきません。地域との連携があるところでは駅付近は観光客を受け入れるための店もでき待合所もでき、たまに臨時イベントをすることがあります。その場合臨時列車を走らせる需要があることもあります。ただ連携がないとますます来る人が減る傾向があるようです。
30年間の本州JRローカル線の動向を表にまとめると
この30年間の動向はこのようにまとめられます。今まで廃止になった路線と似た状況になってきている路線は危険なので沿線は早めの対策をしてほしいところです。特に2010年代に大幅減便され昼間の運休時間が拡大した路線は将来さらに利用客が減り廃止になる可能性が高いので、不満を抑えて利用客を増やす方法を考えるなり、新たな輸送体系を検討するなりしてほしいところです。
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