HC85系について発表される - 鉄路の星 公式ブログ
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HC85系について発表される

 今年の元旦に続報がでたHC85系ですが1月20日には公式ホームページにPDF資料が掲載され、量産車両の投入計画や、車両の特徴が明らかになりました。2022年度から2年かけて投入される見込みなので、2024年3月にはHC85系は出そろうことになります。実に373系以来約25年ぶりの新型特急車両になります。

 新たに採用されるハイブリット方式
 ハイブリット方式の気動車はローカル線用では東日本が開発して、北海道でも導入されていますが、今回はJRでは初めて、特急車両で採用されることになりました。この他、この1年間行われてきた試験運転の積み重ねなどで、二酸化炭素を3割、窒素酸化物を4割85系気動車より削減できます。

 既存の車両で培われてきた技術
 85系気動車に10年ほど前に取り付けられた鹿よけスカート、そして最近85系気動車に対して改造され、スタートした全席wi-fiサービスはHC85系でも引き継がれます。現在、313系で施されている「踏切用逸脱防止ストッパ」、N700系で採用されている振動検知装置も導入されることになり、これまでの在来線車両のみならず新幹線車両の技術もHC85系には採用されることになります。



 キハ85系80両に対してHC85系68両ならば減便減車、一部区間廃止もあるのか?
 今回HC85系は量産車が64両と、既に試験走行中の4両を改造して、合計68両の陣容となります。既存の85系気動車は80両あるので所属する車両が減ることになります。可能性が高いのが、11月に減車された南紀の減便ではないか?と言われていますが、南紀はこの年末年始も6両で、臨時が最大2往復と例年とほぼ同じ輸送量になりました。GW後半も臨時が2往復設定されている日があるので繁忙期はこれまで通りの運用が続くとみられています。
 また富山直通ひだ、大阪直通ひだ廃止の噂も流れました。現在85系気動車は西日本区間は大阪方面と、富山方面、紀伊勝浦方面に乗り入れています。いずれも西日本は管轄する支社が異なり、支社ごとに85系気動車を運転する運転士を要請しています。HC85系は電車の運転士でも運転できるメリットがある一方で、電車の運転士にも気動車の知識を研修させる必要があります。またこれまで85系気動車を運転して人には電車の知識を研修させないといけません。これを3線区とも各支社ごとで求められているので、西日本が難色を示す可能性はあるかもしれません。とはいえ富山ひだ、大阪ひだは需要がある上に、特に富山ひだは本州3社合同で宣伝していたころもあるので残るとみていいでしょう。南紀が新宮行になる可能性はあるかもしれません。ちなみに85系気動車が引退するとJR西日本和歌山支社が運転する列車は全て電車の免許のみで運転できる車両になります。(ただしHC85系は特別な研修必要)

答えはやはり運用効率化?
 減車や一部区間廃止ではないならどうして所属車両を減らせるのか。その答えはやはり、運用の効率化だと考えます。N700系も、検査周期を既存車両より長くして、運用効率を上げて、所属車両を増やさずに増発しました。さらに浜松工場改造の結果、検査にかかる日数も減らしてさらに効率を上げました。HC85系も既存車両よりも溶接部を減らす、気動車特有の回転部品をなくすなどの変更があるので検査にかかる日数が短縮される可能性があります。このHC85系ではN700系の技術も反映されているので、運用効率を上げるための技術も反映される可能性は否めません。
 もっとも、富山ひだや南紀は普段は2両として、繁忙期を避けて検査することで繁忙期はフル稼働させて現状の輸送量を維持する。このような計画なのではないかと見ています。

315系も運用効率化?
 315系でもHC85系で培われてきた技術を用いて製造する予定が発表されていますので、溶接部の削減などが行われる見込みです。こうなると315系は211系、213系、311系の合計両数より14両多い投入数ですが実際は14両分以上の輸送量増加の可能性はありそうです。315系に関しても続報に期待したいです。



 
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