JR東海の在来線では211系、213系、311系、85系気動車の置き換え車両の発表は決まりましたが、他にも動きが多数あるので紹介します。
すでに383系と373系の置き換えは検討中 383系に関しては正月に信濃毎日新聞によって置き換え検討中と報道されました。実際に現在の383系が試験台車を履いています。このほか、先月に6両編成、今月に4両編成が大垣に回送で往復しています。ホームライナー大垣での使用を検討しているのかもしれませんがこれもまた後継車両開発計画に関係しているかもしれません。
373系に関しては労働組合の情報から置き換え検討中と書かれていました。場合によっては383系と373系の後継車両は同一形式になるかもしれません。
一方で動きがないのが75系の置き換え 同じく90年代前半に開発され、長距離運用についている75系の快速みえ用編成に関しては置き換えの情報が流れてきません。確かに車両故障も比較的少なめですが、それでも車齢がそろそろ30年を迎えるので今後が注目されます。
東海の在来線の置き換えの基準にも変化か これまで東海は在来線車両に関しては30年前後使ったら置き換えを原則としていました。しかしながら211系はすでに国鉄時代に製造された8両は35年以上運用していて、85系気動車も置き換える2022年時点では車齢が33年となります。さらに特急しなの383系も2025年に登場30年を迎えますが2025年に置き換えが完了する可能性は低そうです。
特急以外の車両は1992年以前に製造された車両の置き換えは315系によって完了します。しかしながら1993年に製造された75系に関しては当面の置き換えの予定はなく、さらに1999年には313系の初期車、11形気動車の6両(城北線含む)、75系武豊線用車両が製造されていますが2030年ごろに全ての置き換えは厳しそうです。
JR民営化後の車両は国鉄車より省エネ化が進んでいいて、なおかつ運転性能なども最新車両と大きく劣らないこともあり、JR東海としても35年ほど使う方針に変えているように感じます。
JR東、JR西でも車両運用には大きな変化があり、これまで行なっていた首都圏・関西圏の車両を改造して地方に転用して余生を送らせるのではなく首都圏・関西圏の車両は最後まで首都圏・関西圏で使い、地方にも新車を入れるようになりました。東海では一足早く313系は地方路線向けの車両がたくさん導入されました。各社の車両の使用方法の変化に注目です。
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