このブログでは西九州新幹線についても投稿してきましたが、いくつか動きがありましたので記事にします。
佐賀県:佐賀駅ルート以外の検討 佐賀県は新鳥栖武雄温泉間に関してフル規格に反対して、ミニ新幹線やFGTで建設するように求めていました。ところが5月の協議では佐賀駅ルートではなく、佐賀空港ルートや、佐賀平野北部ルートをフル規格新幹線として提案しました。佐賀県が別ルートとはいえフル規格新幹線を提案したのは初めてとなります。
JR九州:肥前山口肥前浜間の電化維持を決定 当初は西九州新幹線武雄温泉以西の開通時に、肥前山口諫早間は非電化にした上で、上下分離とするとなっていましたが、すでに肥前山口肥前鹿島間については電化維持が決まっていました。今回は肥前鹿島肥前浜間をJR九州の費用負担で電化維持することになりました。現在も肥前浜発着の普通があり、肥前浜は駅舎改装も行われているので運用の都合、イベントでの活用を見越したものだと考えられます。
一時期JRは並行在来線区間を走らせるディーゼルカーは肥前山口止で、肥前山口で佐賀方面の列車への乗り換えを行うダイヤにする予定があると伝えていました。しかしながら肥前山口肥前浜間の電化維持で佐賀方面から肥前浜までの直通便の維持は可能になりました。
国:建設費や並行在来線への見解を示す 佐賀県が要望している建設費の軽減ですが、国としては前向きに検討しているようです。また鳥栖武雄温泉間の並行在来線はJR九州が残すべきという見解も示しています。
国もJR九州もあいついで佐賀県に歩み寄った提案をして、佐賀県もフル規格に関して歩み寄ってきました。一方で佐賀県は並行在来線、建設費の問題から反対しているとの報道がされてきましたが他にも理由があるようにも感じます。
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