関西線の昼について考える 前編 - 鉄路の星 公式ブログ
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関西線の昼について考える 前編

 それでは関西線特集2021夏を始めます。といいながら今夏はブログを2日連続で投稿するのみで、内容はリクエストがある、昼間の輸送に関してまとめてみます。
 現在はワンマン運転なので3両以上にすることができません。また単線路線なので増発も制約がありますが、愛知県内の利用客が増えているので増発増結が必要だと言う声もあがっています。それで今回は増発増結が可能かどうか検討します。前編はツーマンにして3両以上にできるか検証します。

普通も快速もワンマン解除は厳しい
 現状では快速列車は3往復がワンマン運転で、全列車ツーマン化にするには3人の増員が必要です。普通列車は昼間の列車がすべてワンマンで、すべてツーマン化するには5人の増員は必要そうです。すべてツーマン化には8人以上必要なので厳しいです。しかし普通と快速の運用を分け、別の車両をつかうとすると、片方のみツーマン化して増員できます。そのため運用分離ができるかどうかまとめます。


現状の運用
昼間名駅A
 普通と快速の運用を分離できないのは名古屋駅で普通列車が快速列車として、快速列車が普通列車として折り返す列車があるからです。毎時00分前後は10番線〜13番線は大忙しなので着いた列車がすぐに折り返す必要があります。
昼間名駅B
 しかしながら関西線亀山行き快速が出たあとに快速みえ名古屋行きが入るパターンでは、普通列車が普通列車として折り返すことがあります。また毎時30分前後では関西線の列車が発着しますが、この時間帯は10番線と11番線も使えるので余裕を持って入れ替えもできるようです。
昼間名駅B’
 最後に現状とダイヤが変わらない場合の運用の変更です。快速として名古屋についた列車は30分後の快速として折り返すことになります。実際は関西線のダイヤは修正がなされる可能性も高いですが、しなのの発着時間と関西線の発着が多い時間を避ければなんとか関西線の普通と快速の運用分離はできそうです。


運用を分離することでできそうなこと
 運用分離により普通と快速は別の車両をつかえます。例えば普通は愛知県内の利用が多い短距離需要に合わせたロングの車両、快速は遠距離の需要に合わせたクロスに分ける事もできます。
パターンA
・普通 2両クロス ワンマン
・快速 3両または4両  (普通混雑緩和のため蟹江弥富停車)
パターンB
・普通 4両ロング
・快速 2両クロス ワンマン
パターンC
・普通 2両 ロング ワンマン
・快速 2両 クロス ワンマン
 Cの場合は2両ロングの一部を静岡から転属させることになる一方、混雑を緩和しつつ増発増結をしなくて済み、人員も現行通りにできます。

 さてさて、説明だけを長くしていしまいましたが、結論として普通と快速の運用分離は可能で、運用分離によってさまざまな混雑緩和策を実現できます。



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twitterとFC2動画、ニコニコでも活動しているいとなみです。またいとなみという名前で学生向けのブログも取り扱っています。そちらもよければ見てください。

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