2022年春、JR東海のダイヤ改正がある? - 鉄路の星 公式ブログ
fc2ブログ

2022年春、JR東海のダイヤ改正がある?

 一部では2022年にはJR東海の在来線で大幅ダイヤ改正との情報があります。仮にダイヤ改正が行われるならどのようなことがあり得るか書いていきます。なおJR東海のここ数年のダイヤ変更と関西線のダイヤ変更予想については昨年末に書いたダイヤ改正関連の記事も併せてご覧いただけるとありがたいです。
 昨年の記事でも書きましたが2019年、2020年は東海道線を中心としたダイヤ変更があり、2021年は静岡県内と非電化区間でダイヤ変更がありました。一方で中央線と関西線ではほとんどダイヤが変わっていません。


 
ダイヤ改正は性能が低い車両が完全撤退時に可能
 一部では列車ごとに、使用する車両の性能に合わせたダイヤを引くこともありますが、鉄道のダイヤは原則として、予備車も含めてその列車に充当されうる車両のうち一番性能の低い車両に合わせたダイヤが引かれることが多いです。
 ダイヤ改正をするには性能が低い車両が完全した時に、初めて、一番性能の低い車両に合わせたダイヤからこれからもその路線で活躍する車両の性能に合わせたダイヤに変更できます。ここで改めて各線に残る古い車両を見てみます。ただし、電化路線でも武豊線、飯田線、身延線、御殿場線は地上側が110キロ以上の運転に対応していないので割愛します。
古い車両
 一番古い車両に合わせているので、東海道線名古屋地区では時速120キロ低加速ダイヤ、中央線、関西線、東海道線静岡地区は時速110キロ高加速ダイヤで運用されていることになります。


2022年春までに投入される315系は最大56両
 今年度は8両7編成56両の315系が投入されます。この56両だけでは中央線の211系が完全撤退することはありません。続いて仮に315系投入によって中央線から313系を他線に転用する場合を考えます。東海道線静岡地区、名古屋地区どちらに313系56両を転用させたとしても、旧型車両を完全に置き換える数は足りません。一方関西線では中央線から313系を12両転用すれば全ての列車が313系となり時速120キロで運転できます。関西線は貨物列車にもダイヤが左右されますが、これも2021年春に全ての列車の牽引機関車がJR型の気動車に置き換わり高加速化したので、大幅なダイヤ改正も可能です。(昨年末は関西線では貨物のダイヤ改正があると予想しましたがこの予想は外れました)以上より、大幅なダイヤ改正をできるのは関西線だけです。他線では本数や両数の調整はあるかもしれません。特に315系が投入される中央線では両数調整がありそうです。


315系投入はダイヤ改正の前?
 211系の転属の話も囁かれていますが、中央線の211系が静岡に行く転属があるならばダイヤ改正までに静岡に配置する必要があります。このため転属するならば315系はダイヤ改正より少し前に投入されて211系の中央線運用を置き換えるかもしれません。そして211系はダイヤ改正までに静岡に転属する準備に入るという予想です。
 公式発表では3月5日投入ですが、これがダイヤ改正日なのか、それともダイヤ改正は12日または19日で、ダイヤ改正の前に入るのかわかりません。



 今回はダイヤ改正についてまとめてみました。現在中央線や関西線で活躍する313系と211系が相次いて検査や改造工事を受けています。これらの車両が概ね運用に戻ってきたらまた状況が変わるのでまとめていきます。また今回の内容をもとに週末に動画を投稿するのでこちらもご覧ください。





 
 この記事は11月17日の公式発表前の11月16日に書いたのですが、11月18日に編集を加えました。公式発表をもとにした記事は22日にも出します。
スポンサーサイト



コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

tetsuronohoshi

Author:tetsuronohoshi
twitterとFC2動画、ニコニコでも活動しているいとなみです。またいとなみという名前で学生向けのブログも取り扱っています。そちらもよければ見てください。

鉄路の星チャンネルカウンター

現在のアクセス数

現在の閲覧者数: