2022年3月12日のダイヤ改正では中央線の運用が大きく変わります。関西線の方は区間快速の八田春田停車が発表されて、211系0番台が3月中の引退ということが明らかにされています。最終列車も亀山行きが四日市行きになる代わりに1本前の列車が四日市行きから亀山行きになります。発表内容はここまでですが、関西線には大きな変化があるかもしれません。大きな変化があると考える理由を説明します。
中央線の運用変更の影響をもろに受ける 現在、関西線と中央線の車両は原則共用で、同じ日に中央線も関西線も運転する車両が多いです。中央線の運用が変更するのであれば関西線の運用は大きく変わるのは確実です。今回のダイヤ変更では中央線での運用が減るのが3両固定編成か4両固定編成かによって関西線の各列車の両数も影響していきます。
最終列車が四日市行きに 現在の運用では23時40分発四日市行きが2両運転で、翌朝の折り返しはワンマン運転です。そして23時57分発の最終列車は混雑するので5両運転です。おそらく23時57分発が四日市行に変更されるとしても、桑名までの利用は確実にあるので2両運転はできないと考えられます。そうなると四日市に停泊して翌朝四日市から始まる朝の運用は非ワンマンでの運転になりそうです。ちなみに23時40分発が亀山行きになった時に現在の2両で運転のままか、それとも3両以上になるかも注目ですね。名古屋23時40分発及び23時47分発がいずれも3両以上で運転となった場合は、関西線の朝が全てツーマン化の3両以上になる可能性も高そうです。
停車駅の変更でダイヤ調整は不可避 今回、区間快速の停車駅が増える名古屋から蟹江までは単線なので朝の上り(休日は下り区間快速も設定)と夕方の下り区間快速の停車駅変更は該当列車だけでなく対向列車のダイヤの調整も必要です。そのため朝夕は全体的にダイヤが変わると見込まれます。
関西線313系統一を推す理由 これまで何度か、関西線から211系ロング車を撤退させて、時速120キロダイヤに移行するのでは?と書いてきました。関西線側としてはここで120キロダイヤに移行すれば、今後315系が入ってきてもダイヤをほとんど変更しなくて済む。現行のダイヤで起こっている運行間隔のばらつきを今春で均一化できるといった特徴があります。
中央線側を見ると313系4両を全て関西線に転用させることでロングの比率を上げられます。中央線は10両運転が廃止となると313系が4両以上を占める8両運転は混雑の懸念があり、中央線の方ではむしろロングの211系の方が運用しやすくなるかもしれません。そして現在の4両固定編成の運用が関西線では朝も夕方も4運用ずつあります。これが313系4両の6本で回すにはちょうど良さそうというのも理由に挙げました。ただ代走で211系が運用する時を考慮して、110キロダイヤのままになる可能性もありそうです。
現時点では関西線のダイヤはどうなるかわかりませんが、増結、増発の可能性はありそうな改正内容です。2月25日の時刻発表と、3月12日と3月14日(改正後初の平日)が楽しみです。
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