前回は鉄道の見直しに関する話題をまとめましたが今回は明るい話題を揃えました。
やくもは振り子の新型特急車両製造へ 2010年代後半から計画されていた、381系「やくも」の置き換えで新型車両を製造の話ですが、新型肺炎の影響で、続報が途絶えていました。しかしながら2022年2月になり、いよいよ新型車両273系の投入が発表されました。273系は4両編成で製造になるようです。元々JR四国の8600系が伯備線を試運転していた時から、「やくも」は後継も振り子式新型車両になるのではと言われていましたが、期待通りの振り子式になりました。もちろんWiFi、コンセント、多目的室などの最新世代の車両には必須の設備は揃っています。
JR東海はN700SとN700A(ラージA)の検査周期を変更へ N700A(改造車両含む)も2015年に交番検査の検査周期を延長しましたが、今回はさらに大規模な検査である台車検査と全般検査の周期をN700SとN700Aのうち製造時からN700Aとして製造された通称ラージAに限り検査周期を延長します。これはN700A(ラージA)以降の車両には常時車両状態を監視して、システムに送信する機能があることがあげられます。一方でN700Aのうち改造編成(通称スモールA)は対象外であり、令和8(2026)年度には全ての車両の検査周期を延ばすことになっているので、N700A(スモールA)は令和8年度までの活躍になりそうです。
2020年度から2023年度までに40編成のN700Sが製造されます。N700A(スモールA)の完全置き換えには2024年度から2028年度までにあと40編成前後が製造されるという計算になりますが、今回の検査周期変更で予備車両を減らすことが可能なので、実際にはもう少しN700Sの製造編成数が減りそうです。ちなみに2015年の交番検査周期変更及び2017年の浜松工場の改良に伴う検査期間短縮でも運用効率化が行われていますが、これは増発分に当てられています。
またHC85系と315系も常時車両状態を監視しているので、検査周期の従来の車両より延長されるのか注目されます。
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