6月21日はJR東海の株主総会がありました。その中ではリニアが予定通りできるのか質問が寄せられました。静岡県川勝知事、JR東海金子社長、愛知県大村知事が相次いでリニアのことについて発言し、それぞれの思いが異なっているようです。
保障と水の戻し方について求める静岡県 静岡県北部の地下11kmをリニアは通りますが駅はできません。しかしながら地下を掘ることで大井川の環境保全が問題になっています。観光アセスメントは済んでいますが細かなことは明らかになってないので不安があるそうです。また県は駅を作ってもらえますが静岡県はできません。そのため駅の建設費と同額を支払ってほしい模様です。
早く作りたい愛知県 愛知県の大村知事は早く作るためにも国が調整に入るべきと話しました。リニア開業に向けて都市計画を行い、交通機関も大幅に工事していく予定ですので早くリニアが開通してほしい模様です。
説得したいJR東海 JR東海は開業が遅れることに懸念しつつ、静岡県には納得してもらいたいようです。もちろん静岡県の同意なしには作れませんのでこれからも説明していきます。だた静岡県からの質問に答えきれてない部分のあります。掘ってみないとわからない点もあるのでしょう。
静岡県民はどう思っている? 気になるのは静岡県明の声です。もちろん大井川の水量の問題に触れる人もいます。しかしながらリニアに賛成の人も多く、「早くリニアを開通させてひかりこだまを増やしてほしい」という声もあります。現職の人は3期目で2021年が満期です。もし知事が変わると、対応が変わる可能性もあります。
度々出てくるJR東海と静岡県の意見相違 JR東海と静岡県は「のぞみ通行税」でも有名です。東海道新幹線は最大毎時10本ののぞみが通過し、さらには毎時1本のひかりは静岡県内全駅を通過します。そのためひかり毎時1本とこだま毎時2本しか静岡県内に停まる列車はありません。11:3の比率です。このことに静岡県が怒りのぞみが通行する分だけ税金を取るといいました。
ここからは僕の意見となりますが、JR東海は間接的に新幹線の利益を静岡県に還元していると思います。東海道新幹線の静岡県内の駅と、伊豆半島以外の静岡のJR在来線はJR東海静岡支社が管轄しています。新幹線の利益の一部はJR東海静岡支社に充てられます。その資金で身延線や御殿場線の赤字を補填しています。これらの路線は利用客に対して比較的多く本数が設定されています。また東海道線静岡地区ではトイレがないことなどは問題とされていますが、どの区間でも日中1時間3本設定され、他の地方都市のような積み残し等も少ないようです。また利用客の少ない駅でも新たな待合所とトイレを整備することが多いです。古い駅舎の解体を反対する声も大きいですが、ほかの地方では老朽化した建物を取り壊し新たなトイレや待合所を設置しない例もあります。これらは新幹線の収益があってできることなので、静岡県は多少のぞみの恩恵を受けているといえます。
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コメント
ちょっと感情的になります。すみません。
リニアの問題ですがそんなに拘るなら県知事は伊東メガソーラーの問題も同じくらいがんばってほしいです。
JR東海が嫌いにしか見えないですよね。
リニアはかなり細かいことまで言っていますが伊東メガソーラーの問題だとそういう態度が見えません。
静岡空港の件(新幹線)で恨んでいるんでしょうか?
最初自民党から頼まれたそうですが断り民主党の支持で出馬。
今までの経過を考えると今の知事に問題があるように見えます。
色々な問題に口出しをしているようなので。
愚痴っぽくてすみません。
県民 その1
2019/06/22 URL 編集返信僕は実は地元の者ではありませんが、この知事さんが微妙ですね。リニアは環境面の不安があるのは確かですが、最低限の確証はできているのでこれから調べればいいと思います。
ホッシー
2019/06/22 URL 編集返信