6月21日はJR西日本、JR四国からニュースが入りました。今回はJR西日本についてです。
JR西日本 新型はるかの投入 観光客が増加している中JR西日本は271系特急はるかを投入します。現在は6両のはるかと、281系の増結用編成を連結した9両のはるかがありますが、今回の投入で281系6両のはるかに271系3両の増結用編成を連結させるようです。3両編成6本投入により、全列車9両編成になります。
デザインは281系+287系 話題となっているのがデザインのようです。今回は大幅なデザイン変更ではなく今まであった車両のデザインを踏襲しています。カラーリングは281系と揃えつつ、先頭の形状は最新形式287系(改造の289系を除く)と似せています。今回は増結用なのであえて同じデザインとしたようです。281系はあと少しで置き換えとなるようですが、それまでの間は格差ができてしまうので改造工事が行われるかどうか注目です。
西日本の電車特急の歴史を振り返る 西日本はまず関西空港開業に向けて281系を投入しました。同じころには北陸方面の681系を投入しました。681系の貫通扉付の先頭のデザインは形を微妙に変え続けて今でも多くの列車に使われています。次に出たのが紀伊半島方面の283系で「いるか」と呼ばれることもありそのデザインは斬新でしたが、大量増備はされませんでした。そしてJR唯一の電車寝台特急が285系です。もちろんデザインは他と異なっています。683系は681系のリニューアル版です。非貫通編成の顔は変わりましたが、非貫通側は681系とほぼ同一です。北陸方面の特急を681系・683系に統一するために投入した683系4000番台は非貫通タイプの先頭車を作らずすべて貫通タイプにしました。287系はも非貫通タイプはありません。貫通タイプの先頭も、窓周りをグレー系統で塗ることも681系・683系に近いデザインとなっています。289系は683系の改造でカラーは287系とほぼ同一です。そのため個人的には、681系が西日本の電車のデザインが今でも使われていると思います。形式について見てみると直流が280番台、交直流が680番台でしたが280番台はすべて使ったので270番台を使います。東日本は250番台を使っていましたがこちらもすべて使ってしまったので来年春より260番台を使います。
今後はどうなる? 先ほども少し触れましたが将来的には281系も置き換えを進め、283系、681系も置き換えられる予定です。まず281系の置き換えは271系になると思います。283系ですが、北陸新幹線開通による「サンダーバード・しらさぎ」区間廃止分で余剰となる683系を289系に改造して転用か、287系追加投入か、新型車両になるか、くろしお減便または減車だと思います。283系18両の置き換えに新型車両を入れるならば273系になるかもしれませんが可能性は低いと思います。なお683系を「やくも」に転用するという説も出ましたが西日本は四国から車両を借りるなどして新型車両の検討を始めているので683系を「やくも」に転用する可能性は低いです。そのため「サンダーバード・しらさぎ」区間廃止分での余剰車のうち681系のそのまま廃車、または683系を289系に改造して「くろしお」に転用することになりそうです。
もう一点気になるのが285系です。こちらは283系とほぼ同じ時期に出ていますが置き換え計画はありません。走行距離を考えるとこちらも置き換え時期が近そうです。こちらに関しては東海も保有していて、乗り入れ先の東日本や四国との調整もいるので計画が進まないのかもしれませんが、サンライズが廃止して
時刻表にのる寝台列車は廃止になる可能性も高いようです。
個人的な思い ここからは投稿者の個人的な意見です。僕は00年代からの鉄道ファンで、その頃は500系、レールスター、オーシャンアローやサンライズが新型車両と言われていました。20年たった今でもこれらの車両は西日本の車両の中で人気です。こういった列車の引退が近づいたことは寂しい限りです。これから作る特急列車は681系から続くスタイルの車両になりそうです。時代の流れや採算面を考えると仕方ありませんが、もう一度斬新なデザインの車両をみたいなと思います。今では観光列車ブームですが、昔は気軽に一般型と同じ料金で、異色な定期特急列車に乗れてそれもそれでよかったと思います。
JR四国の観光列車についても取り上げる予定でしたが記事が長くなったので次回に取り上げます。土曜日には投稿しますのでしばらくお待ちください。
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