キハ85系今後どうなる?? - 鉄路の星 公式ブログ
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キハ85系今後どうなる??

 7月1日にHC85系の運転が始まりましたが、7月5日に85系気動車の廃車回送が始まりました。今後も徐々に浜松工場に廃車回送が行われていくと考えられますが、5月には正式に、臨時列車での運用継続が発表されているため、一部の車両が残ると見られます。

キハ85系の改造
 2017年にHC85系投入が発表されたのちに、JR東海は現在のキハ85系にトイレの洋式化改造や、WiFiの設置を行なってきました。さらには今年には新たなワイドビューチャイムを搭載した編成も出てきました。トイレやチャイムの改造された車両を中心に当面運用は続きそうだと考えられます。

何両残る?
 85系気動車の場合は89年2月の運用開始から走行している車両、90年から走行している車両と92年から走行している車両があります。特に92年製造の車両はまだ製造から30年しか経っていないことになり、JR東海の211系・311系・213系よりも新しい車両であり、93年製造の75系気動車の「みえ」編成と1年しか差がありません。製造年次、改造の有無、車両の状態から何両残るか推測できそうです。

どの列車で残る?
 静岡県内や飯田線が電化されているので、85系気動車による臨時列車の運転が考えられるとすれば、
「ひだ」が走る高山線
「南紀」が走る紀勢線
「みえ」が走る参宮線
 に絞られそうです。そのほかJR東海の非電化区間は太多線や名松線がありますが、太多線もイベントなどで乗り入れる可能性はあるかもしれません。
 まずは「ひだ」「南紀」ですが、繁忙期の増結は頻繁に行われていますが、繁忙期の臨時列車の設定は1日1〜2往復ずつとなっています。ただし臨時「南紀」2往復のうち1往復分は定期列車の折り返しで運用しているため、HC85系に置き換わりそうです。よって85系で残る臨時はひだ・南紀それぞれ1往復ずつとなりそうで2運用分約10両となりそうです。ちなみに臨時ひだ・臨時南紀計2運用分約10両を85系で残すと考えると、HC85系が85系気動車の数より12両少ない点も合点が行きますので、臨時ひだ南紀を85系気動車で運転継続は堅いかと思われます。
 85系気動車が20両以上のこる場合、臨時「ひだ」「南紀」の増発か参宮線方面の臨時が選択肢として残っていきます。特に快速「みえ」は最近は利用者が多く本数・両数共に不足気味です。そこで定期特急としての役目を終えた85系が土休日と繁忙期中心に参宮線方面の応援でいくのではないかと思っています。毎時1本の快速みえは現在5運用あります。
 流石にこれは現実的ではなさそうですが、85系気動車のうち1992年に作ったパノラマグリーンタイプを快速みえ連結用に改造して指定席車両にするとかどうでしょうか?ちょうど5両なので現在運転中の快速みえ全てに連結ができます。パノラマグリーン車は2001年までは「南紀」専用で、2001年以降は富山発着の「ひだ」専用でした。運用にも余裕があったみたいなので、比較的状態が良いならもってこいだといえそうです。そして、92年製造の85系気動車パノラマグリーン車と93年製造の75系気動車を一緒に新型みえに置き換えという流れを想像しています。

 まずはHC85系への置き換え期にどの車両が廃車対象から外され、どの車両が検査、改造を受けるかに目が離せません。そして残る数次第では、臨時ひだ南紀の拡大や、参宮線方面の輸送力強化に期待できます。

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