2022年10月JR東海から今後10年から15年にわたって行う改革について資料が公開されました。対象は新幹線在来線です。人員も、新規採用数を調整して2割削減するようです。今回は新幹線についての内容を見ていくことにして次回は在来線について見ていきます。
新幹線では自動運転・運転士がドア確認を行うことに 東海道新幹線ではN700A以降の車両で速度を一定に保つ機能を搭載していますが、今後N700Sを対象に、さらに自動化を進めた運転を行う予定です。これに伴い、運転士が発車時のドア確認を行い、車両最後部の車掌乗務が廃止となります。
車両メンテナンス面では常時監視しつつ、集めたデータを有効活用することでより安全かつより効率的なメンテナンスを行うようです。
また車両設備面ではビジネスブースの試験導入、Swork車両についてはすでに取り組みが始まっていますが、今後は貸切車両での車内装飾や、モニターの貸し出しを検討するようです。さらに上級グリーン車も検討している模様です。
新幹線の保有台数は減っていく? JR東海は2026年度までにN700AとN700Sの全検周期と台検周期の延長を発表しました。これにより車両運用の効率化をはかることができるので、必要な編成数が減ります。なおN700系(X編成)は対象外となっていますが、2027年度以降は検査の対象から外されるのか、今の検査周期で検査を受け続けるかは不透明です。ちなみに2026年度までにN700Sは57編成投入されることが決まっていますが、N700系X編成は元々80編成存在したので、23編成足りません。2026年度に検査を受けたN700系は2028年度までは走ることができますが、2027年度・2028年度のN700Sの投入数が少なければ保有台数の削減が起きるか、N700系が再度検査を受けることになります。
新幹線の方では車掌の削減と、メンテナンスの効率化で人員削減されると見ています。また検査周期の延長と検査に要する日数の削減で車両の保有台数の削減もあり得ると思います。
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