先週はJR東海の新幹線の今後15年の変化について記事を書きましたが、今回は在来線について詳しく書いていきます。
在来線のワンマン運転拡大 在来線でも車外カメラの設置とホームドアの拡大を通して3両以上でのワンマン運転を行うようです。対象の車両は新型315系だけではなく313系も車外カメラを設置してワンマン運転を行うようです。またワンマン運転の拡大のイメージ図では、3両以上のワンマンでは駅での清算が原則となりそうなので、対象は東海道線中央線となりそうです。さらに武豊線も改札がある駅がほとんどなので全駅に改札を設置してワンマン運転の対象にする可能性があります。また新幹線では16両運転で運転士がドア確認を行うので在来線も8両列車で運転士がドア確認・ワンマン運転を行う可能性がありそうです。
在来線でもチケットレス化・全線TOICAエリア拡大 JR東海ではインターネット予約は新幹線でスマートEXとエクスプレス予約を展開していますが、在来線特急と快速みえに関してはJR西日本のe5489およびJR東日本えきねっとで無割引での予約が可能で、チケットレスには非対応でした。
しかし今後はチケットレスの特急券を普及させるとしています。JR東海独自で行うか、これまで通りJR西日本またはJR東日本に相乗りするかは発表されていません。
またTOICAエリアに関しても全線拡大するとしています。ただし全線拡大にあたっては三重県の四日市以南では2つの問題が存在します。
・河原田〜津間では伊勢鉄道利用なのかJR亀山経由なのかを判別するのが難しい。
・津、松阪、伊勢市は近鉄と共同改札になっているので3駅間で乗降する利用客がJRか近鉄かを判別するのが難しい。
解決策としてはJRの車両(現在はキハ25)に車載型ICカードをつけることが考えられます。ただし伊勢鉄道をICエリアにしない限り、快速みえや特急南紀の利用者はICでの利用はできません。また快速みえの車両にも車載型ICをつけようとすると、現在駅でIC精算を行う関西線区間で混乱が生じたり、混雑する快速みえでは車内精算だと乗降で遅延が発生する可能性があります。
他にはICカード利用者は自動的に亀山周りで精算させて、快速みえと南紀の利用者でIC利用している人には従来通り精算させる方法も考えられます。伊勢鉄道の普通は津駅での確認が必要となります。
駅配置は見直される チケットレス化、TOICA拡大、サポート付き券売機拡大で駅員配置は見直すことになっています。ただし今後も乗車の介助や券売機操作の手伝いに人員を配置する計画ですので、一気に無人駅化するようではないようです。
人員は2割減るが JR東海は15年かけて人員を2割削減するようです。この15年後の人員数にリニアのための人員が入っているかは分かりません。ただし早期退職を募ることはせずに、定年退職する人数と採用人数の数を調整して緩やかに削減していくとのことです。また今回は車掌が新幹線在来線ともに大幅に減り、車両保守の面でも自動化を行います。一方でこれからも必要なところには人をかけると書いていますので、本数には影響がない、または増発の可能性もあるかもしれません。いずれにしても続報に注目です。
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