JR東海と近鉄名古屋線 - 鉄路の星 公式ブログ
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JR東海と近鉄名古屋線

 歴史ある名阪間で激しい競合を繰り広げているJR東海と近鉄。名古屋伊勢間でもJRが青空フリーパスや特ダネ回数券を設定してからはJRが利用客を増やしてきています。通勤輸送のほうでも競合があるのかもしれません。近鉄は沿線の土地代の安さと本数の多さで名古屋線の沿線人口を増やしてきました。しかし最近は昔は土地代が安いもののが本数が少なかった武豊線が電化と増発、東海道線を快走する区間快速の設定で沿線人口と利用客を増やしています。名古屋線と武豊線は沿線の土地が安いのを売りにしているので似た性格です。本数には大きく差がありますが、JRは増発方向なので今後どうなるかはわかりません。
 一方で近鉄の名古屋線の車両運用とダイヤはJR東海の私鉄対抗策を参考にしたのかもしれません。(あくまでも仮説です)

クロスシートを名古屋線に集中させた近鉄
 近鉄の通勤車両で最も好評なのが5200系で、団体輸送にも使用されています。名古屋線では名古屋よりに2両他の車両をつなげて6両で急行として走っています。近鉄は基本ロングシート車両とL/Cカー(クロス、ロング転換可能)車両が主体で5200系が数少ないクロスシート車両です。5200系の投入は1988年、当時は大阪線に投入されました。しかし混雑が激しく、急行での運用は減って準急運用主体に変わり大阪線急行はロングシート車両の運用に変わりました。82年に国鉄はクロスシートの117系、89年にJR東海は同じくクロスシートの311系を投入し名鉄と対抗することにしました。米原岐阜名古屋間や、名古屋豊橋間は長距離なので非常に好評でした。近鉄は以降名古屋線の急行に5200系を投入。名古屋に集中させたのは90年に設定された快速みえ対策だと言われています。

2016年以降の名四間のダイヤ
 近鉄の名古屋白子間の日中ダイヤは長らく、毎時特急4本急行3本普通3本でした。急行と普通は蟹江、四日市、白子で連絡でした。これとは別に冨吉行き準急も毎時2本存在しました。
2012年には毎時特急4本、急行3本、四日市行急行1本、準急1本(四日市から南は普通)、普通2本に変わりました。この時富吉行準急は毎時1本普通に変わりました。急行と普通の接続は変わらないものの、準急は名古屋四日市間で急行の追い越しがないダイヤになりました。
 しかし四日市行急行はお客さんが少なく2016年には毎時特急4本、急行3本、準急2本(四日市から南は普通)、普通1本に変わりんした。富吉行きの2本はいずれも普通となりました。今回のダイヤでも準急は名古屋四日市間で急行の追い越しがないダイヤです。

この時のダイヤも東海のダイヤに似ている
 実は停車駅の多い列車が停車駅の少ない列車よりも早く次の大きな駅まで運ぶダイヤはJRが名鉄対抗で用いたダイヤです。東海道線の日中ダイヤは普通、快速系統それぞれ15分間隔で名古屋岐阜間で追い越しがありません。快速系統が発車した5分後に普通列車を出すダイヤにしています。そして普通列車発車10分後に出る快速より先に名古屋または岐阜に着くダイヤにして快速系統4本普通4本を売りにしています。東海道線は貨物があるので本数に制約がありますが普通列車を有効に使うことで名古屋岐阜間の移動に有効な本数を増やしています。09年には関西線にも導入されました。この年に亀山行の快速が新たに設定されましたが、その際に四日市まで快速2本、普通2本のダイヤにして、名古屋と四日市はほぼ15分間隔で出るダイヤにします。そして名古屋または四日市は快速到着の5分ほど前につくダイヤにします。こちらは好評でリーマンショック後の不景気のなか利用客を増やしました。桑名駅には名古屋へ快速2本普通2本という看板を立てました。
 近鉄の16年以降のダイヤはこのダイヤにかなりにています。こちらも桑名駅に急行3本、準急2本が名古屋まで、と看板を立てています。

 近鉄がJRの名鉄対抗策などを参考にするとは意外です。またJR東海は「便利で快適な新幹線をご利用ください」と謳っていますが近鉄も「便利な近鉄特急をご利用ください」と謳っています。どちらが先に始めたかわかりませんがお互い意識は高そうです。
 次回は夕方の名古屋線のダイヤについてみていきたいです。



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