現在九州新幹線西九州ルートについて新鳥栖武雄温泉間の建設の方法について議論が起こっています。現在、
複線フル規格
ミニ新幹線
単線フル規格
リレー方式のまま
の4案が検討されています。FGTは可能性が低いようです。佐賀県は複線フル規格とミニ新幹線には消極的です。
元々西九州ルートは武雄温泉~長崎をスーパー特急方式、狭軌新幹線、FGTのいずれかで建設する案が出ました。
新鳥栖から武雄温泉は既存の路線を使う予定でした。これなら佐賀県区間の新たな建設は武雄温泉~嬉野~県境の短い区間のみになります。始めから新幹線計画に消極的で、いまさらスタンスを崩したくないと思われます。
新幹線は今後も延伸がいる? このように新幹線の建設に消極的な自治体もある一方、これから新幹線の建設を目指すのが、四国山陰東九州です。
これらの地方は在来線の速度が出ないので新幹線にすれば速達化の見込みがあります。
確かに地方のJR線は100年近く前にできた路線。道路は高速やバイパスの建設で更新されるのに鉄道は100年前のカーブの多い路線のままでは長距離対抗できない、という意見も納得できます。
但し問題なのは新幹線が儲かるだけの本数を出せない可能性があることです。そのため単線新幹線構想が出ました。また並行在来線の問題、さらには垂直在来線の問題も出てきます。
新幹線と在来線を同時に走らせられないか 新幹線が1時間に1本も必要ない区間に限ったお話ですが、新幹線車両も普通列車も走る路線を作り、在来線機能も移転してはいかがでしょうか?もちろん駅の位置は変わりますが、バイパスの建設で中心街がかわるように駅の移設で中心街変わるのは悪くないと思います。但し並行在来線の問題が出てこないように、新線と旧線のルートが大きく異なる場合は旧線も残します。
かつての在来線のバイパス建設 この手法、昔取られてきた方法に似ています。東海道本線は丹那トンネルができるまで、今の御殿場線経由でした。トンネル建設後も御殿場線は残っています。長崎本線も昔は鳥栖~肥前山口~早岐~諫早~喜々津~長与~浦上~長崎を通っていました。
その後肥前山口~肥前鹿島~諫早と喜々津~浦上の短絡ルートが完成しましたが今も旧線は残っています。このように新線建設後もルートが異なれば旧線が残る例も多く、今後の新幹線建設のヒントにできないかと思います。
分かりにくくしてしまいましたが、僕の提案は、
可能な限り新幹線と普通列車が同時に走れる路線を作る。
但しこれまでと大きくルートが異なる場合旧線を残し普通列車を走らせる。
ということです。詳しいことはまたいつか。
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